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第1回 プログラム編
プログラマ(programmer)とはその字のごとく「プログラムする人」のことです。
「プログラムを書く人」といった方がしっくりくるでしょうか。
IT業界では、コンピュータシステムを開発するという仕事が最も一般的です。
コンピュータシステムを大まかに説明すると、ハードウェア=コンピュータと、ソフトウェア=プログラムを組み合わせて動かすことです。昔は「コンピュータ ソフトなければ ただの箱」と言われていました。(PS4だけじゃゲームできないので、ゲームソフトを買うみたいなことです。)
ソフト=プログラムを書く人がプログラマと呼ばれます。
プログラムと一口に言っても実にさまざまなものがあります。みなさんが日頃楽しんでいるゲーム、電車に乗るときに使うSuicaやPasmoなどから情報を読み取って改札を制御するシステム、銀行の預金口座を管理するシステム、スマートフォンを動かしているAndroidやiOSなどなど、すべてあげるのは不可能なくらい世の中にはプログラムがあふれかえっています。ということは、それだけプログラムを書いている人たちがいるということです。
では、どのようにしたらプログラマという仕事に就けるのでしょうか。
プログラムを書くには「プログラミング言語」を修得する必要があります。プログラミング言語には色々な種類があり、言語ごとに得意なことがあります。
例えば、C言語は機械の制御向き、PHPはインターネットを使ったシステム向き、BASICやPythonはプログラミング学習向きなどです。最近のIT業界で主流となっているのはJava言語で、インターネットやサーバコンピュータなどいろいろなところで使われています。プログラマとして働く場合は、このような言語のうち開発するシステムに合ったプログラミング言語を身につけなければなりません。
IT系の大学や専門学校に進むと、何らかのプログラミング言語について勉強することになると思いますから、いまプログラミング言語を知らなくても大丈夫です。また、学校で勉強したプログラミング言語が会社に入ってからも使えるかどうかはわかりません。しかし、1つのプログラミング言語を修得できると、他のプログラミング言語の修得は容易になりますので、こちらも大丈夫です。
学生時代にプログラミング未経験でも、会社に入ってからの研修で修得できるチャンスがあるかもしれません。
IT業界は、ビッグデータ、IoT、人工知能(AI)、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)など、日々発展しています。
人材不足も深刻です。IT業界を見ると大活躍ができるチャンスがあふれていることが手にとるようです。
「YSeye8号」掲載