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留学生日本語スピーチコンテストを開催しました

2016年10月31日、二俣川サンハートにて、

校内の留学生日本語スピーチコンテストを開催しました。
午前クラスから9名、午後クラスから7名、計16名の留学生が

それぞれのテーマについて熱いスピーチをしました。

 

午前クラスで優勝したスリランカ人のワルニさんのテーマは「はじめての日本の生活」。
日本に来たばかりの頃の気持ちや留学生活の中で経験した自分についてスピーチしました。
留学生なら誰でも経験している、初めて日本で生活してみたときのドキドキ感や、

不安の中で一生懸命過ごしてきた心情を語ってくれました。

聞いていた学生たちもそんな初々しい留学生活のスタートを思い出しながら、

共感し頷きながら聞いていました。
 

 

午後クラスで優勝したネパール人のダルマさんのテーマは「相手を思いやる日本人」。
留学生活の中で日本人の他人を思いやる態度に触れ、

感動したことを自身の体験談も交えながら話してくれました。

スピーチ終了後審査員からの「自分が他の人にしてあげた思いやりは何ですか?」の問いに、

「私は日本人でも外国人でも道で困っている人がいたらすぐに助けてあげます」と

自信ありげに応答をしていました。

普段から、思いやりにあふれるダルマさんらしさがよくあらわれていました。
 

 

応援しているクラスメートは発表者のスピーチを終始熱心に聞いていました。

 

 

惜しくも入賞できなかった発表者も、留学生活で経験した想いが伝わる、説得力のあるスピーチでした。その中でも優秀賞を受賞した二人は、日本語も聞きやすく、表情表現も豊かで、そして何より内容が心に強く響くメッセージ力のあるスピーチでした。

会場の学生からも納得の温かい拍手で盛り上がりました。

 

 

午前の部の出場者

 

 

午後の部の出場者

 

普段、ITビジネスの勉強や就職活動に追われ日本語の勉強がおろそかになってしまう学生もいますが、そんな中、スピーチコンテストでは自分と同じ期間日本で生活するクラスメートが、自分の想いを能弁に熱く語りかけるのを見て、自身の日本語力習得姿勢を見直す良い機会になった学生も多かったようです。

留学生のスピーチは、日本人が日常当たり前に思っているようなことでも、違った視点で捉え、自国と比較しながらのスピーチなので、非常に説得力があります。

年々充実してくる留学生日本語スピーチコンテスト!次回も楽しみです。
 

 

 

 

 

 

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