2015.12.23(水) 国立オリンピック記念青少年総合センターにて、全国専門学校情報教育協会主催の第24回全国専門学校ロボット競技会(スチールファイト)が開催され、全国から専門学校12校67チームが参加し、熱戦が繰り広げられました。
横浜システム工学院専門学校は、自律走行ソフトウェア競技部門に1年生4チーム、2足歩行ロボット競技部門に1年生1チーム、2年生1チームの計6チームで参加しました。
2015年は、日本ラグビーが喝采を浴びた年でした。
それにちなんだわけではありませんが、自律ソフトロボットがボールをつかんで体をゆすりながら疾走する姿や、
二足歩行ロボットがダチョウサイズの卵形ボールを投げる姿が、ラグビー競技やアメリカンフットボール競技を彷彿とさせました。
五郎丸ポーズも出たとか出ないとかうわさになっていましたが、YSEオリジナル二足歩行ロボットのスローイングポーズは本格的で評判でした。投げる動きを自分達でやってみながら、それをロボットに実装していた様子が思い浮かびます。
最終結果は、
自律走行競技ソフトウエア部門で準優勝、
二足歩行ロボット競技部門で3位。
やるだけやった。結果は悔しいけれど・・・結果以上に楽しんだ!!
<エピソード1>
昨年度は長年の夢であった自作YSEオリジナル二足歩行ロボット:GIGANTESを作りあげましたが、競技会ではまともな動きが出来ずに予選敗退でした。悔しさとあきらめと・・・うちでは無理かもなぁ・・・もうあきらめてもいいよと思っていたのですが、なんとそれを引き継いだ後輩達が、見事に改良してより以上のモノを作り上げ、命を吹き込み、2年チームと1年チームが競技会で3位決定戦をするところまで来ました。
<エピソード2>
ボールを投げるアームの加工では何かと苦労をしました。ギアを作ることは自作ではできず、拙い設計図を持って町のS製作所まで相談に行きました。そこでは、「下町ロケット」のような出会いがありました。無理無理無理・・・と思ってあきらめかけていたのですが、最後に学生が持ってきた未完成の二足歩行ロボットをみせたところ、「夢があるね!!」と言っていただき、パーツができあがりました。
<エピソード3>
スチールファイトへ向けた取り組みがすべて終わった後に聞いた、文部科学省委託事業の実践検証授業で受けた授業の中で、講師の方が、話されていた事
・あきらめずに取り組む
・大変な時は楽しい時でもある
・自分の無限の可能性を信じること
・小さいことの積み重ねが大きな差になる
・情熱を持って取り組まないと社会に出て成長しない
・エンジニアに必要なことは技術だけではない。心技体である。
がスーッと腑に落ちました。まさしく課題挑戦型プロジェクト教育で取り組んできたことだ。
野村監督の言葉も今なら素直に納得できる。
・一生懸命だと知恵が出る。
・中途半端だと愚痴がでる。
・いい加減だと言い訳が出る。
僕たち専門学校生は、
「まずはやってみよう」で体験し、
それをベースに理論や技術を納得して学び、
その実践を消化吸収することで心を養い、
それらが1つ1つ具体的な自信になって雪のように積みあがっていきます。
勇気百倍。どこまでできるか自分の未来が楽しくなってきた。
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