世界有数の食品メーカーである「味の素株式会社」川崎工場へ見学に行きました。
安心・安全に配慮した原料・製造工程・品質管理など、日本のものづくりについて興味や理解を深める目的で「ほんだし」の見学コースに午前クラスと午後クラスに分かれて参加しました。
「味の素」の主成分であるうまみ調味料の生成は、どんな原料から、どのように製品化されているのでしょうか。
製造工程の見学だけでなく体験コーナーや実験もあり、シアターやジオラマなど盛りだくさんの見学コース。
待合スペースで集合すると、記念撮影です。
皆さん、味の素のメインキャラクター、赤の「アジパンダ君」と一緒に「パッシャ!」
始めに、味の素株式会社の歴史から説明していただきました。
工場の最寄駅は「鈴木町駅」ですが、味の素の創設者である「鈴木三郎助」の名字からとった駅名ということでした。
工場の敷地は4駅分あって広大なので、バスで移動です。
アジパンダ君の妹、ピンク色のアジパンダちゃんの絵がプリントされた可愛らしいバスに乗って、いざ工場へ出発♪
ほんだし工場棟では、製造ラインの見学は、撮影はできませんが、京都の料亭をイメージした内装に驚いていました。和風の壁や、和紙の照明を使っていて、高級料亭へ来たみたい♪
1階のほんだしマークの前で撮影。
続いて、本格的なかつお節削りを体験しました。
初めて触る木のような硬いかつおに「これが本当にかつお?」と半信半疑。
今回の体験で使用したカツオは、1本1000円~2000円するそうです。
かつおの角度を約45度にすると削りやすいと聞き、みんな力いっぱい削っていました。
削った白っぽい部分は脂の部分で、背中の部分は脂が少ないのであっさりしている違いがあるようです。
次に、うまみ成分の原料となる本物のさとうきびを前に、日本料理や製造タンクの模型を通して、製法の説明がありました。以前は抽出法だったものが発酵法というとりだし方法になり、廃棄される抽出後のものも肥料として再利用しているとの事。
環境にも優しい生成法を学びました。
「うま味」を使ったうま味調味料は、アジアをはじめ世界各地で製造され、100カ国以上の国々で様々な料理に使用され、食卓で愛されているとのことです。
アミノ酸研究で世界をリードする味の素は、化粧品や医薬品、ヘルスケア商品の研究も行っているそうです。
みんな、自分の国を見つけると「あった!」と指をさしていました。
最後に、味の素を入れる前と入れた後のみそ汁の味の飲み比べ実験です。
みんな「あー、全然違う!」とうま味を実感し、感動していました。
その後、味の素入りのおにぎりとお茶もいただきました。
今日は味の素であるうまみ成分について、たくさん勉強することができました。
いまや日本文化のひとつである「だし」は、世界各国でもおなじみです。
日本料理のだしに着目し、このうまみを商品化するまでの工程における多くの人々の力を感じ取ることができたでしょう。
1つの商品がどのような工程をたどり、どれだけの人々が支えできあがってくるのかを実感できた1日でした。
社会人としての心得をまたひとつ学べたと思います。
この貴重な体験を忘れずに、また明日からの授業に励んでください。
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