2011年2月8日(火)
今日は「10.7セグメントLED2桁表示のデジタル温度計」です。
これまで勉強してきた知識・技術・経験を総動員して、製作しました。
前期の「9.IC化温度センサを使用したON-OFF温度制御」と後期の「8.2桁加算・減算カウンタ回路」を応用してつくりました。
部品面↑ はんだ面↑
赤のボタンでスタート。黒のボタンでリセットします。
温度は、0℃から51℃まで表示できます。
これは、IC化温度センサ(LM35DZ)の計測範囲と、オペアンプ(NJM2904)の出力、ADコンバータの分解能(10ビット)を考慮して、1℃当たり10mV、オペアンプの最大出力3.3Vのときに51℃となるように設計してあります。
蛇の頭のようなノズルの先端に温度センサがあります。↑
現在室温の24℃を指しています。プログラムを使って1桁目の数字の表示と2桁目の数字の表示は、3ミリ秒の時間差で交互に行っています。このような点灯制御をダイナミック点灯制御といいます。人間の目の残像現象で連続して2桁のLEDが同時に点灯しているように見えます。
7セグメントLEDを2つしか使わないので、小数点以下の表示はできませんが、これは授業時間と基板のサイズという制約のためです。ハードもソフトも仕組みが分かったので桁数を増やすことはできるので、今度やってみます。楽しみ楽しみ。
さて、今回のプログラム上のポイントは、割り込み処理を使ったところです。ソースコードは以下のようになります。
割り込みプログラムは少々難しくてまだ完全にわかった気がしませんが、いったんこれができてしまえば、mainプログラムの中で割り込み処理をする設定さえしておけば、あとは自動でやってくれるので、楽チンです。
割り込みプログラムがどのような働きをしているのかも、目の前の装置の動きで確認できます。難しさが具体性のおかげで減る感じがします。
1年生の課題は、これですべてできました。実は僕、最初の頃は人よりも遅れていたのですが、コツコツやっているうちに、だんだん腕が上がり、最近は一番早くできるようになりました。エッヘン・オッホン・・・サカモトリョーマさんみたい。
リョーマサンついでに図に乗ると、モノつくりと組込みで、世界を相手にするような仕事を将来はやってみたいものです。センモンガッコウセイの夢と希望はデッカイゼよぉーーー。
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