1つ目は、「衝撃センサー(ショックセンサー)とマイコンを使った緊急ブザー警報回路」です。
上はマイコンPIC16F84Aを使用 衝撃センサーに衝撃を与えると
下はマイコンPIC24FJ64GA002を使用↑ ブザーが鳴ります↑
PIC16F84Aは衝撃センサーの感度を可変抵抗器でマニュアル調整します。PIC24FJ64GA002は感度調整をA-Dコンバータを使ってプログラム上の値で調整します。
2つ目は、「照度センサーを使った自動照明点灯回路」です。以前CdSセルを使うタイプのものを作りました(マイコン・ロボット科ブログその5)が、Cd(カドミウム)は有害物質でもあり、今後使われなくなります。代わりに使われるであろう照度センサーを使ったものです。
中央の左端にあるのが照度センサーです↑
照度センサーが感知する光が少なくなると電球が光り、光が多くなると電球が消えるという自動照明点灯回路です↑
いずれも、これからはじまるマイコンでコントロールする基板回路の例として見せてくださいました。マイコンを使うといろいろなことがソフトウエアで実現できるようになります。勉強しているC言語でマイコンをコントロールするプログラムを作るのも楽しみです。
さて、今日のテーマは、「緊急警報回路」です。
部品面↑ はんだ面↑
左が18ピンのマイコン。その隣の青い楕円状のものがセラロックという10MHzのクロックで、これがマイコンの処理スピードのタイミングをとります。その隣の黒い円状のものがブザーで、右端の黒く大きい部品はSSR(ソリッドステートリレー)という半導体スイッチです。
この警報装置のプログラムでは、スイッチを押すとブザー音と照明の点滅が10回繰り返されます↑
はじめてマイコン(PIC16F84A)にC言語で書いたプログラムを書き込んで動作させました。プログラムはMPLABを使ってC言語で書いたものを書き込みました。
C言語は勉強を始めたばかりですが、マイコンでのプログラムの要点は、マイコンのピンの一本一本をコントロールすることです。今回は18ピンのマイコンです。ピンの1本単位で1か0かを読み取ったり、1か0かを設定していきます。
プログラムは全体で30行ほどですが、入学後ハードウエアで勉強した2進数や16進数、LEDや回路の仕組み、C言語のプログラムなど今まで学んだことが総合的に体でわかってくるような気がします。
自分が書いたプログラムでマイコンが装置をコントロールする。やってみないと難しそうで、めんどくさそうで、大変そうにみえるけど、実際にやってみると意外に簡単で、おもしろく、できたときには思わず飛び跳ねたくなるくらいの感動があります。ゲームなんかとは違うリアルな手応え感があります。これはハマリそうです。
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