2011年7月26日から7月29日まで、3泊4日で、山中湖湖畔の月湖荘で体育館を借りて飛行船合宿を行いました。
7/26:いきなりやってしまいました。電車に乗り遅れて、高速バス1本乗り遅れました。
到着後すぐに体育館で地上超音波センサーマトリックスを敷き、性能チェックしました。
7/27:朝、昼、夜と飛行練習です。
上昇、ホバリング、高度テスト、旋回テスト、前進後進テスト、降下テスト・・・。
学校の地下室ではうまくいっていたことが、広く高い場所ではうまくいかない・・・。
朝から練習して、もうすぐ夕方・・・行き詰っていたところに突如携帯電話がコールされました。
でて見ると2週間ほど前に受けた会社からです。緊張が走ります。周囲のクラスメイトも皆シーンとして聞き耳立てています。
・・・・・・・
やったーあぁ・・・内定もらえた。
すぐさま、もう一人にも電話があって、・・・うっわー・・・2人とも合格。内定しました。
みんなから祝福の拍手が起きました。
今日はもう夕食後はお祝いの打ち上げ・・・と思ったら、21:00の最終時間までみっちり飛行練習でした。先生厳しいよぉー・・・でもノルマ達成できてないし、しょうがないし、頑張ろう。
でも疲れと安心感からか、体育館のあちこちで居眠りがちらほら。あれっ?先生まで・・・
7/28:朝食後、7:30即体育館へ。今日こそは!!
一晩寝て元気回復。内定通知も元気の元。
お昼すぎには、上昇して10秒間ホバリング・10mの前進・ホバリング・ターンしてバック・ホバリング・降下という規定動作がほぼできるようになりました。
一休みしてからは地上超音波マトリックスのレイアウトを替えて、ゴール付近の飛行精度を上げるようにトライしました。
7/29:最終日です。最後の調整をしていたとところへ学院長が車で立ち寄ってくださいました。
しかも来るときは手分けして持ってきた荷物を車で学校まで運んでいただけるとのこと。
「君たちの様子はUstreamで学校でみんな見ていたよ・・・と言われて、居眠りまで見られてしまったかと思わず・・・」
最後は定番のお土産を買って意気揚々と引き上げです。
学校の実験室と体育館とで、大きく環境も変わり、また飛行船も独特の動きをするもので、精密な制御が難しいものでした。どうすればちゃんと制御できるのか、色々と考えてもなかなか上手くいかず、果たして自分にこれができるのだろうか、今回の合宿において成果を出せるのだろうか、と不安になりました。それでも合宿を続け、実験を繰り返す内に、少しずつ飛行船の特性が分かってくるようになりました。初めは、全くボロボロな動きだった飛行船の動きもだんだん良くなっていき、高度制御、旋回制御、前進においては大きな進展がありました。
今回の合宿を行った価値は確実にあったと思っています。しかし、それでもまだ全然足りないところがあるので、これからもやっていかないといけないと思っています。修学旅行では味わうことができない楽しさがありました。専門学校でのいい思い出ができました。(学生の感想文から)
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