平成26年1月30日(木)、日産追浜工場に見学に行ってきました。今日の見学内容は車両組立工場の見学です。東京ドーム37個分の広大な敷地には、物流エリア、生産エリア、テストコースがあり、専用の港もありました。こちらの工場では4種類の車種の組立をしていますが、100%電気自動車とガソリン車を同時にライン生産しています。
まず、日産の歴史についてお勉強です。日本国内だけでなく、海外にも生産拠点を持ち、グローバル従業員数は16万名となっています。効率的な車体組立もさることながら、「人とクルマとの共生」をスローガンにリサイクル活動、社会貢献活動、環境活動にも目を向けて会社は動いています。
つづいて、バスにのって、物流エリアの見学です。こちらにはたくさんのクルマが大変きれいに並んでいます。船で運ばれていく予定のクルマは、プロの運転手によって物流エリアに運ばれ、その出荷を待ちます。塗装が剥げたりしないような工夫がされていて、そのクルマの数と丁寧な処置に学生たちはびっくりしていました。
次に、車両組立工場の見学です。同期生産と呼ばれる生産方法は、お客様からの注文順に生産する方法で、1台1台異なる車種であっても、同じラインで作業が効率的に行われるよう工夫されています。そして、ベルトコンベアの素材が木材になっていたり、クルマの高さが作業によって上下するようになっていたり、従業員にも優しい環境となっていました。学生たちはじっと作業の様子を見ていて、ときおりうなずいては「ふぅ~ん、そうか~」「すごいな~」「へぇ~」と感嘆の声をあげていました。
見学が終わり、レクチャー室に戻ると、温かい紅茶を用意していただき、これには「すごいサービスだ。」「おいしいです。」とみんな嬉しそう。ありがとうございました。
質問では、「この工場内で他の車種を作ることはできるのですか?」(「はい、できます」)「すご~い」(案内の方のにこやかな笑顔)、「電気自動車のバッテリーの寿命は?」(「20年経っても80%の力を出せます。」)「おぉ~」(案内の方のすごいでしょの笑顔)と、かなり興味のある様子の学生たちでした。
先生が驚いたのは、講義の時も工場見学の時も、みんなが驚いて発する言葉がすんなり日本語だったことです。本当に日本語が上達しているんだな、と感心しました。
この車が欲しいな~。 NYのタクシーには日産製のものもあります。
これからどこに行きましょうか? こんな仕組みになっているんだ。
免許を取りたい留学生は多く、クルマにとても興味がある様子でした。特に、電気自動車は30分でフル充電できることや、電気代の安さ、CO2と排気ガスを出さないゼロエミッションを実現していると聞いて、学生たちはカタログをしっかり見ていました。これから、どんなクルマが誕生していくのか、期待に胸をふくらませる学生たちでした。
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