情報処理学会組込みシステム研究会のESSロボットチャレンジと文部科学省大学院プロジェクトのPEARL/enPiTが合体した「スマートモバイルロボット競技会」が、2013年9月3日(火)に東海大学大学院高輪キャンパスで開催されました。
出場13チーム(東海大学、電機大学、東京都市大学、九州大学、芝浦工大、南山大学、徳島大学、群馬大・・・)で、専門学校は本校だけです。
MR科2年生の吉田、塩澤、大木が「YSE_Kobuki13」というチーム名で出場しました。
競技は3部門
コンパルソリ部門は、掃除機ロボット(Kobuki)の基本性能をフルに生かして、いかに速く正確にドッキングステーションを見つけてドッキングできるかを競いました。
ベーシック部門は、追加装置なしでいかに競技フィールドの地図を探索し可視化できるかを競いました。
アドバンス部門は、追加装置を利用してベーシック部門と同じことをする競技でした。
YSE_Kobuki13は、コンパルソリ部門 優勝 です。
コンパルソリ部門は、Kobukiという掃除型ロボットプラットフォームに備わっている基本性能(直進性能と回転性能と赤外線でのターゲット探知性能)と、Kobukiというロボットに組み込まれている基本性能だけを使うシンプルな競技です。
直進してターゲットを確実に発見して最速でドッキングステーションに接続するという、とてもシンプルな競技ですが、ハードウエアが持っている基本性能を、ソフトウエアで限界値までフルに引き出すためには、基本性能をとことん調べ上げて、ハードウエア的におかしなところはソフトウエア的に補えるようにしておく必要があります。
そういう一番基本的なところが、他チームより一番ちゃんとできていたことが勝因だと思いますが、YSE_Kobuki13は、走行の安定性と正確性と速さではずば抜けていました。
障害物のあるコースをロボットが探索走行して地図を描くベーシック競技では、僕たちはリアルタイムで走行ログから走行経路を表示していたのですが、地図のイメージが他のチームとは大きく違っていたので、これが敗因かと思います。
言葉や文章での説明は僕たちにはわかりずらく苦手ですが、一目見れば、ああそういうことかと納得できました。こちらは今後の楽しみにとっておき、半澤直樹風に次の機会には倍返しを狙います。
10月の情報処理学会組込みシステムシンポジウム(ESS)では、飛行船も、飛ばせるとのことなので、楽しみです。僕たちオリジナルの最新オスプレイ型飛行船の制御とデモ飛行をしてきます。飛行船は、吉田、塩澤、大木、小杉が「YSE_Airship13」というチーム名で出場します。飛行船を飛ばせるのはこれが最後になると思うので、YSE-MRの集大成をしてきます。
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