平成25年度 第2回Arduino基礎セミナー実施報告
日 時: 平成24年7月27日(土) 9:00~12:00
開催場所: 横浜システム工学院専門学校新校舎3階 A31教室
参 加 者: 神奈川県内の高等学校の先生方
講 師: 仲久保正人(YSE教頭 モバイル・ロボット科教員)
助 手: 大木佑介(マイコン・ロボット科2年生)
内 容:
1)モノづくり教育事例紹介ワークショップ 9:00-9:20
ご参加の先生方から自己紹介とご自身や生徒たちの取り組みをご紹介いただきました。新年度が スタートしてまだ7か月、報告できるようなことは、まだあまりありません。次回の9月には、夏休みの取り組みや、その後の展開などをご報告・ご紹介いただきます。
2)本日の内容の紹介と回路およびプログラムの解説 9:20-10:00
自動ドア、自動照明、セキュリティシステムなど、外部からの刺激を感知して、反応するものが 多くなりました。今回は、そのような自動システムの入力側で活躍するセンサーを取り上げます。衝撃(音)、明るさ、温度、指タッチ、接近距離を感知して、コンピュータ(Arduino)に知らせるセンサーです。
今回は、シンプルさを重視して、直接入力で反応するものに絞ります。入力信号が小さいと、コンピュータに入力する前に、増幅器(オペアンプ)で増幅させないといけないセンサーは今回は対象外としました。例えば、音に反応するセンサーとして、コンデンサーマイクではなく、圧電スピーカを利用しました。回路の複雑さに気を取られず、ダイレクトな反応と、それを使ったプログラム処理に重点を置くためです。プログラムもできるだけ直接的で分かりやすくしました。
3)回路制作とプログラミング 10:00-12:00
部品配置図 回路図
プログラミング)以下のプログラムを制作して楽しんでいただきました。
【基礎編】センサーからの信号をとらえて可視化するプログラム
program001:振動センサー(圧電スピーカ)で音や振動のセンシングプログラム
program002:照度センサー(CdSセル)で明るさのセンシングプログラム
program003:温度センサー(LM35)で気温のセンシングプログラム
program004:静電容量センサーで指タッチセンシングプログラム
program005:測距センサーで接近物のセンシングプログラム
【発展編】センサー情報を使ってフルカラーLEDをコントロールするプログラム
program006:音(振動)の強さに反応してLEDの光り方が変わるプログラム
program007:暗さに応じてLEDの色が変わるプログラム
program008:温度に応じてLEDの色で熱中症を警告するプログラム
program009:指タッチに応じてLEDの色が変わるプログラム
program010:物の接近をLEDの色で警告するプログラム
今回は、部品配置図をフリーソフトのFritzing、回路図をフリーソフトのbsch3vで書いてみました。
使える教材はどんどん持っていってください。
制作中の様子と作品動画
動画
今回もご好評をいただき、大変感謝しております。次回も是非ご参加ください。
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