先に情報処理学会組込みシステム研究会主催「MDDロボットチャレンジ飛行船コンテスト」でモデリング奨励賞を受賞したと報告しましたが、その表彰状がようやく届きました。
これでようやく晴れて報告ができました。
(左)常深奨 (右)中村恭太
(左)表彰状 (右)受賞したモデル
このMDDロボットチャレンジ飛行船コンテストとETロボコンは、ソフトウエアの開発を競います。プログラムだけではなく、プログラムを含めてソフトウエア全体をモデルとして表現します。主にUML(Unified Modelling Language)で表現されるダイアグラムを使います。
1)システムの機能を表現するユースケース図
2)ソフトウエアの構造を表現するクラス図
3)システムの動きを表すシーケンス図
4)フローチャートに近い表現のアクティビティ図
などが主なダイアグラムです。
この競技でテーマとなっているモデリングとは、目に見えないソフトウエアを目に見えるように表現することです。
建築の仕事がいろいろな図面を用いて、建築物が目に見えるように行われるのに比べて、ソフトウエア開発の仕事は開発対象が目に見えないので誤解があったり継承が難しかったりしていたので、それをこれらの図(ダイアグラム)を用いて見えるようにするものです。
さらに進んで、書かれた図面からプログラムが生成されるようになるとソフトウエア開発がもっと便利で効率的になるので、盛んに研究開発されています。
オブジェクト指向設計、オブジェクト指向開発の流れの先にある、MDD(モデル駆動型開発: model-driven development)を競うコンテストですが、僕たちは、モデル駆動開発まではできませんでした。ソフトウエアをUMLで表現したというレベルどまりです。
審査員の方から「UMLを用いた設計ができている点を評価しました。専門学校の成果としては素晴らしいと思いました。」というコメントをいただきました。
ありがとうございます。これを励みにして「奨励」していただいたようにこれからより一層励んでまいりたいと思います。
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